弊社には、プラスチック成形と金属プレス加工一貫製造工場ならではのインサート成形技術があります。インサート成形は、金属加工された部品とプラスチックのコンビネーションによる成形品を生産する手法であるため、熱膨張率や熱伝達率、強度など異なる性質の物質どうしを組み合わせるために、試行錯誤しながらノウハウを蓄積することが必要になります。
プレス加工の精度や能力も十分理解しておかないと、上手な射出金型設計は難しいでしょう。
インサート成形を実用化するためには、プレス金型の設計製作技術の優れた点、例えば、位置決め技術や金型部品加工技術等を、プラスチック金型設計技術に柔軟に取り入れる姿勢が一つのポイントになります。